ヤマシタホビーの1/700 吹雪、完成です。
とても作りやすく、かつ精密で、すごく良いキットでした。
ほぼストレート組みですが、航海灯だけちょっと変えてます。
実艦の写真だと説明書の指示よりもっと下に付いていて、形も少し違っていたので、キットパーツを半分に切って取り付け位置を変えてます。クリアパーツですが、マスキングが難しそうだったので、普通に塗ってます(艦橋の窓も)。
ちなみに艦橋上の信号灯ですが、取り付け位置を間違えてます。本当は後ろの測距儀の横あたりに付きます。ここは説明書の指示が間違っていて、なんかおかしいなあと思いつつもそのまま付けてしまいました。もうちょっと確認して作業すればよかったです・・・。
(ついでに、後部マストの横に付くパイプ状のパーツも、図は正しいのですが1[P6]と4[P6]の表記が逆になってました。)
キセル型吸気筒の下あたりはそのままだと甲板との間にスキマが出来てたので、干渉している部分を削ったりしたのですが、接着の時にミスって結局スキマが出来てしまいました・・・。もともと甲板が中央部に向かって高くなっているので、干渉部を削っても完全にぴったりとはくっつかないっぽいです。
烹炊室管、本当は先端の黒が煙突の黒ラインと揃うようになってるんですが、これも接着するときミスりました・・・。
煙突の黒ラインも、エアブラシで塗り忘れたので筆で塗ったんですが、ちょっとぐねぐねしてますね。
ホーサーリール等が別パーツになってるので、塗り分けるとすごい精密感です。連装砲と魚雷発射管のディテールもすごいです。
塗装はタミヤアクリルです。呉海軍工廠グレイを使いました。
つい最近舞鶴グレイも発売されたみたいですね。
甲板はリノリウム色を塗ってからマスキングして呉グレイを塗っています。軌条の中はマスキングゾルをつまようじでちまちま塗ってマスキングしました。細かく塗ったので剥がす時ちょっと大変でした。境目がだいぶガタガタしてるのですが、写真だとよく見えないですね。
艦橋前の四角い箱みたいのを塗り忘れてる・・・。
キャンバス部分はフラットホワイトで塗りましたが、もう少しグレー寄りかバフの方がよかったですね。ちょっと色飛んでるし。
ホーサーリール部はバフ、カッターの中は木甲板色で塗りました。
艦名デカールはヤマシタホビーの別売りのものを使いました。タミヤアクリルはツヤ消しなので、マークフィッターを塗ってからデカールを貼って、さらに上からマークソフターを薄く塗って馴染ませました。
デカールが乾燥した後にデカールの周りだけプレミアムトップコートを吹いて他の部分と質感を合わせました。その上からウォッシングをしてます。
デカール、予想以上に綺麗に馴染んでくれて嬉しかったです。
ウォッシングはかなり薄めたウェザリングカラーのマルチブラックを全体に。ちょっと薄すめすぎたかもしれない。
舷側の汚しはいい加減に縦線を引く感じでやったら、なんか不自然な感じになったような気が・・・。これまた写真だとよくわかんないですね。
喫水線のラインは手持ちの1mmのマスキングテープだと少し大きすぎる気がしたので、塗らずじまい。駆逐艦だと0.5mmか0.7mmくらいがちょうどよさそうです。
前に作った五月雨と。少しは上達したような、してないような・・・。多分キットの出来が良いだけですね・・・。
でも先に五月雨を作ってたおかげで、パーツの配置や完成形をイメージしやすかったです。やっぱり数をこなすのって大事だなあと実感しました。
五月雨色が暗すぎますね・・・。
白露型は少し小さい。
プラス大鷹と。
これで船団護衛もばっちりです。多分。
今回もそんなに上手く作れたとはいえないですが、とにかくキットの出来が良くて、完成させるとめちゃくちゃ格好良くなりました。
作ってる間、特に塗装中はなかなか上手くいかなくて落ち込んでたんですけど、完成させるといろいろ吹き飛びました。なんであれきちんと完成させるのって大事だなあとあらためて思いました。